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こんにちは。グラです。


みなさん覚えていますか?

Fundsで募集されたファンドで唯一満額にならなかったファンドの事を。

それが東証マザーズ上場の Kudan株式会社(4425)です。

人工知覚(AP)と言う新しい技術を有し、創業以来、主に日本国内を中心として半導体・センサー・カメラ企業を中心に位置情報サービスの基幹技術の一つとして「KudanSLAM」を提供しています。


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そんなKudanですが、IPOでの初値も希少性や上場時規模から人気となりましたが、初値形成後も盛り上がり、2倍を超えて上昇したあとはIPOのお約束にて高値からみて1/10の株価になりました。

IPOの盛り上がりとはそんなものなのでおいといて…

その後はコロナショックから大きく株価を戻して安値から3倍ほどの6,000円を回復するまでなりました。


しかし5月20日。


MSワラントで50億調達し、約12.7%の希薄化。引き受け手はメリル。

過去にMSワラントを発動した会社は、(全てではありませんが)正直胡散臭くてまともな会社ではない印象。
赤字で他から借りられないから、株主のダメージを厭わず金融機関に有利な条件で金を引き出す

そしてそれを繰り返す
恐ろしい。


これからKudanに起こる事は過去の例からみるとこんな感じ。

①MSワラントの報により株主に不信感が生まれて売りが殺到する

②希薄化を伴う増資となり発行済株式が増えて1株あたりの価値が減る

 ③MSワラントを引き受け先が発行価格決定日まで空売りをし続けて株価が大幅に下がる。

その後、金融機関は空売りの返済に安く手に入れた新株あてて大儲け。既存株主は大損する。


ここまで書いてきて言いたいことは、MSワラントを実行する企業は既存株主を軽視!と言うかバカにしており、それはFundsでの資金調達においても同じ事が言えるのではないかと言う事です。


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※昨日は寄り付き後しばらく上下しましたが、やはりS安に張り付きました。本日も-9%付近で引けました。希薄化以上に売られてますね。


Fundsで募集するファンドで唯一満額に届かなかったKudanのファンド。

普段ならすぐに満額になる人気のFundsにあって唯一満額にならなかったのは、みなさん募集時に信用面での嫌な予感のようなものを感じ取った結果、ある種の嗅覚が働いたという事でしょう。


しかし既にFundsでKudanに投資済みの皆さん。

このように自分はMSワラントに否定的ですが、新興バイオ企業など研究中心で赤字企業はMSワラントを発行しがちです。それを企業成長の機会としてポジティブに見るか、ネガティブに見るかは立ち位置によって異なるかと思います。

逆に考えればMSワラントで大きな資金を調達するので、Fundsで投資された方的にはとりあえず満期は大丈夫そうですね!



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